

クリーンルームの補助設備であるパスボックスは、主にクリーンエリアとクリーンエリア、非クリーンエリアとクリーンエリア間の小物の搬送に使用され、クリーンルームのドア開閉回数を減らし、クリーンエリアの汚染を最小限に抑えます。パスボックスの使用を規制する管理規定を設けずにパスボックスを使用すると、クリーンエリアを汚染することになります。パスボックスの使用安全性をさらに向上させるために、以下に簡単な分析を示します。
①パスボックスにはインターロック装置が装備されているため、パスボックスの扉は同時に開閉することはできません。材料の清浄度レベルが低い状態から高い状態に移行する際は、材料表面の洗浄作業を行う必要があります。パスボックス内の紫外線照射量を頻繁に点検してください。ランプの動作状態を確認するため、UVランプは定期的に交換してください。
② パスボックスは、接続されるクリーンエリアの清浄度レベルに応じて管理されます。例えば、A+クラス作業場とAクラスクリーン作業場を接続するパスボックスは、A+クラスクリーン作業場の要件に従って管理されます。作業終了後、クリーンエリアの作業者はパスボックス内の表面を全て拭き取り、紫外線殺菌灯を30分間点灯させる責任があります。パスボックスには、いかなる材料や雑貨も入れないでください。
③パスボックスはインターロック機構を備えているため、片側の扉がスムーズに開かない場合は、反対側の扉がきちんと閉まっていないことが原因です。無理やり開けるとインターロック装置が破損し、パスボックスのインターロック装置が開かなくなります。正常に動作している場合は、速やかに修理してください。修理を行わないと、パスボックスは使用できなくなります。
投稿日時: 2023年8月29日